留学に行こう!
海外留学、というと現実的でなく敷居が高く感じるかもしれませんが、短期留学ならちょっとの思い切りがあれば行かれちゃいます。
1か月単位(4週間)でクラス替えをしながらレベルアップする学校が普通なので、1か月だけの参加でも一つの留学満喫できます。
1週間単位(月~金なので実質5日間)での受講可能なところもあるので、長期休暇を利用しての留学も可能!
留学は学校に通うとは言え、ほぼ塾や習い事のイメージに近いので
1週間コースで月~金の5日間のうち、後半金曜日は出られないとかでも大丈夫です。
その分割引などはないのでもったいない感はありますが、「体験」と考えれば割り切って受けるのもありかなと思います。
留学にかかる費用
気になる費用ですが、自分で探せば安い!
フランス留学なら、4週間で850~1200€くらい。
宿泊はホームスティ2食付きで1週間200~250€くらい。
宿泊はホームステイが絶対にお勧め。
24時間語学漬けになりますからね。
家庭料理付きで、食文化や食事の時に話すことで知る現地の習慣なども楽しいです。
シュミレーションは地球の歩き方サイトなどで条件検索してみると良いかも。
代理店も手数料を取らずに紹介してくれるところも増えています。
紹介手数料は留学先の学校からもらうため、手数料ゼロで紹介&サポートできます、という理由のようですが、
代理店は紹介範囲が狭いこともあるので、代理店を使う場合は複数のサイトを見て検証した方が良いと思います。
ここ私の重宝していた留学検索サイトを紹介しようと思ったら、現在閉鎖されてしまったようでした…ショック!
しかし他にも良いところはあったので紹介します。
代理店を通した方が間違いがなくて安心だし、聞きたい事を日本語で聞けるので良いという解釈はあるものの、
自分で直接申し込むのも語学勉強の第一歩なので、渡航までに時間があるならぜひサイトから直接申し込みにチャレンジしましょう♪
と、偉そうに言っている私。
申し込みは確かに直接自分でやりましたが、学校の検証や手続きについてはフランスのサプライヤーに手伝ってもらいました…。
でもやっぱり直接やって良かったです、手助けはしてもらいましたが…フランスという国の性質から言っても、直接交渉は大変意義あることでしたから。
それは何かと言うと、その後留学先で心から思い知る「声を大きく主張する」ということがとても大事なことだからです。
ホームステイ先も料理上手の親切なマダムの家になり、交通の便も良く最高の滞在先でしたが、それはステイ先が決まるまでも何度も条件確認をしたことは大きいです。
学校でもステイ先の話をするたび、学友に羨ましがられるくらい良いところでした。
ホームステイ先は学校が定期審査をしており、異国からきた留学生が学業に専念できるように良い環境が用意されてはいるものの、そうは言っても良い悪いはやっぱりあるようですし、私達繊細な日本人にはえっ、と思うようなこともしばしばあるようです。
私のマダムのところは本当に全てが良かった。学校からも優良評価のところでしたよ。

トゥール ホームステイ先のダイニング

トゥール ホームステイの部屋

トゥールのホームステイ先の庭

ロワール川にかかる長い橋@トゥール
学校の選び方
学校は目的別に選びます。
行ってみたいところなのか、住んでみたいところなのか、発音の良いところなのか、学校の雰囲気や方針なのか。
語学を学ぶ上でその土地の持つ個性を重視するのは大切だと思います。
語学は同時に文化を学ぶこととなるので。
私はロワール地方、と決めていたのでそこから選びました。
留学時は初歩からだったので、発音がきれいなロワール地方でフランス語を覚えたいと思ったためです。
学校は「FLE」認証校(外国人にフランス語を教える学問を習得している証)が良い、とフランス留学経験のある友達から言われたのでそれも考慮に入れて探しました。
選んだところは、
地方なので、都心のパリより安いし治安も良いです。
フランス国内で見ても、価格と学校の質について優良とされるところみたいですね。
ホームページには日本語のページもあります。
のどかなロワールの土地であり、街には百貨店やスーパーマーケット、ブティックなどもそろっており、生活に必要な物の購入にも困らない過ごしやすく勉強にも最適な土地です。
オススメです。
私の場合は、ロワールにサプライヤー(ラ・サブレエンヌ、ブノワ・ショコラ)がいるというのも大きな理由の一つでした。
サプライヤーの土地で長期滞在することは、商品やブランドの裏側にどんな歴史や文化、風土が組み込まれていたのかを実際に体感できるからです。
元々フランス語を勉強しなくては!と思い立ったのが、サプライヤーと自分の言葉で話したい、という思いからだったので自然な流れでの場所選びでしたけど。
ここはサイトから直接申し込みできます。
ちなみに、直接申し込むと翌年また留学したければ割引が適用されるみたいです。案内メールがきていました。
私はもう1箇所、同じロワール地方でアンジェの大学にも1か月留学しましたが、こちらのトゥーレーヌ語学学院の方が学校環境は良かったです。
アンジェでは大学の夏期講習を受けました。
夏ということもあり、女子大のフランス語学科のハタチ前後のお嬢さんたちが沢山いて、日本人留学生率70%以上でした。
お嬢さんたちが学友というのも楽しかったですが、日本人のいないところを探している方には不向きかも。
ちなみに夏以外は日本人率はぐっと下がるようですが。
アンジェのステイ先も素敵な家族に猫の添い寝つきだったので、ステイ先については比べられないくらいどちらも良かったです♪
滞在先
学生寮、ホームステイ、アパートと選べますが、断然ホームステイがオススメです。
ホームステイ先により条件は多少変わりますが、下記のようなサービスつきが一般的。
朝食、夕食つき
共同シャワー、トイレつき
1週間に一度の洗濯、掃除、タオル類、シーツ類交換
初日の学校への案内初日と最終日の最寄りの駅、バス停⇔ステイ先の送迎
★場所によって違うので事前要確認。
ちなみに、トゥーレーヌ語学学院紹介のホームステイ先では上記に加えて
祝日に出かける場合は希望すればお弁当を作ってくれるという、とっても嬉しいサービスつきでした。

マダムの手作りお弁当

アンジェのホームステイ先の庭
アンジェ・カトリック大学付属語学学校紹介のホームステイ先では、
滞在中の朝食と夕食に加えて、昼食は学校で学食がついていました。
土日祝日も学校に食べに行く感じだし、学食はフランスもイマイチかあーという感想の物だったので…休みの日は食べに行きませんでしたが、学校の周りにはレストランやカフェなどがないので学食はありがたかったです。
そして親切な夫婦は、私が遠出をするときには駅まで送り迎えをしてくれました。
アンジェのホームステイ先では黒猫のレオンとグレー猫のグローブルが夫婦と暮らしており、グローブルは家に帰ると玄関で待っていて家にいる間を一緒に過ごし、夜になると添い寝してくれて、猫好きの私にはとっても癒される環境でした。
ホームステイを選ぶ時には、簡単なアンケートに答える形で、食事についてのアレルギーや好き嫌いなどの他、個室シャワーやトイレの希望、通学時間や乗り物の指定などの特別な希望も書くことができます。
ただし物件には限りがあるし、条件に一致した物件がない場合があるので希望に留まりますが。
その時にペットがいても良いかどうかなどの質問もあり、「できれば猫がいてほしい」など希望として記入することもできます。

アンジェのホームステイ先の部屋とねこ♥

アンジェのホームステイの添い寝ねこ♡
私は個室シャワーを絶対条件に入れていたので、ちょっと苦労しました。
個室シャワー物件はとても少ないのだそうです。
譲れない条件がある場合は、早めに申請しないと希望に沿った物がない時もあるようです。
アンジェの学校時代は、学友のほとんどが学生寮を利用していました。
仲間と過ごせてそれなりに快適とのことでしたが、洗濯機や共同シャワーなどの順番待ちなどどっぷり共同生活って感じですね。
3食すべて学食になるようでした。
アパートは、長期留学の学生が使用するケースが多いみたいでした。
最初はホームステイ、その後部屋を見つけてアパート暮らし、となるみたいです。
短期留学なら共同生活のストレスよりも、異国の地では助けられることの方が多いので、やはりホームステイか学生寮がオススメ、私は断然ホームステイがオススメです!
(学生寮も短期や夏季だと受け入れないところもあります。)

学友たちとブノワ・ショコラで
学校では私の半分以下の年のお嬢さんたちもフランス語にてこずる学友同士。
アンジェの学校では地元のブノワ・ショコラを宣伝がてら、一緒に遊びに行きました。
プログラム
学校のプログラムは一般コースみたいな物だと文法や発音、会話など網羅した物になっていて1週間で15~20時間くらい。
強化プログラムや、個人レッスンを追加したり授業を増やしたりできるところもありますが、宿題に追われるし、日々フランス語漬けなので専門に何かを学びたいとかでないならこれで十分な気がします。
初日に面接やテストがあり、二日目にクラス分けがなされて教科書を受け取って授業開始。
アンジェ・カトリック大学付属語学学校では、モニターという教師を目指す学生がクラスの副担当みたいな形でついて、ゲームを通じてフランス語を学ぶ授業をします。
モニターは昼食を一緒に学食で食べて、放課後色々な企画を出して留学生と遊んだりしてくれます。
宿題のお手伝いなどもしてくれる、留学生のお世話役みたいな方々。
ゲームはグループに分かれて探偵ゲームをしたり、渡された単語を別の表現で説明して他の生徒に充てさせたり、早押しゲームだったり、ジャックポットだったり、楽しみながらフランス語が学べるしくみ。

モニターとゲームでフランス語学習

ビデオテック
トゥーレーヌ語学学院は、クラス担当の主任が文法と会話、副担任が発音を受け持つ二人体制。
発音クラスは視聴覚室で厳しく指導されます。
それぞれイヤフォンを付けてマイクに向かって発音。先生はイヤフォンから操作してそれぞれの発音をチェックします。
週2回でしたがうまく聞き取れないし発音できないし、授業の前はナーバスになるほど。
しかし後にアンジェ・カトリック大学付属語学学校で口頭での発音授業(普通の授業と同じでマイクやイヤフォンはつけない)を受けていると、あれだけ緊張したトゥーレーヌ語学学院の視聴覚室での授業の偉大さを痛感しました。
個別に発音をチェックされたりは苦しいですが、やっただけの効果は出てきます。
私がトゥーレーヌ語学学院を勧めるのは、この要素が大きいです。
そしてこの学校には、発音の自主勉に最適なサービスがあります。
それはビデオテックというビデオ教材のお部屋。
図書館の横にあり、受付で自分の教室を提示するとレベルにあった教材を貸してくれるので、モニターに従って自主勉強するしくみ。
聞き取りに苦戦していた私にとって、ここのプログラムは本当に救われました。
分からないことがあれば、受付の方に聞ければ教えてくれます。
ちなみに自分のレベルのビデオは難しいので一つレベルを下げてもらいました。
というか…受付で、「君は一つレベルを下げたこの教材から始めた方が良いと思うよ」と言われたのでした…結果、それでもてこずるくらいだったので良かったです…。
そして、グループに分かれて調査するユニークな課外授業もありました。
街のお肉屋さん、チーズ屋さんなどを回って、先生から渡された項目の回答を聞いて回ること。
土地の特産品や特徴などを知ることができました。

トゥーレーヌ語学学院

課外授業@お肉屋さん
学校行事
留学中の楽しみとして、学校の企画する旅のツアーやクッキング教室、街歩き、映画鑑賞会など、様々な企画に参加することができます。
フランスの名所を巡る日帰りツアーなどもあり、学校がバスを借りてアレンジしてくれるのでかなりお得。
私はモンサンミッシェルとサンマロのツアーとロワールの古城で代表的なシャンボール城のツアー参加しました。
先生が引率してフランス語でジェスチャーを交えながら解説してくれるので、フランス語初心者でも楽しめました。
ツアー以外でも、放課後、希望者を集めて町の映画館か校内のシアターで映画鑑賞会や、クッキングスクール、カラオケなど、自由参加の楽しい企画があります。
校内にも張り紙がありますが、ツアーなどは渡仏前日本から参加申し込みも可能。
知り合いがいなくても、参加すればそこで友達ができたり先生とフランス語で話ができたり、綺麗な景色や建造物が見れたり、楽しい事いっぱいです。

シャンボール城

モン・サン=ミッシェル
シャンポール城の売店には、ラ・サブレジエンヌの缶が並んでいました♡
ラ・サブレジエンヌはフランスのロワールの古城、ルーブル美術館、オルセー美術館、空港免税店などでの販売があります♡♡

ラ・サブレジエンヌ@シャンボール城

ラ・サブレジエンヌ@シャンボール城
いかがでしたか。
短期と言えども費用はそれなりにかかってしまいますが、同じヨーロッパに旅行をするのなら留学プランを乗せてみるのも素敵な体験ができますよ♪